インナーチャイルドとは
こんにちは、やすよです^^
今回はインナーチャイルドについてのお話です。
インナーチャイルドというものの基本的な概念と、その補足を解説しています。
(あくまで一つの見解としてお読みください笑)
まず最初に簡単に結論をまとめると、インナーチャイルドとは下記の通りです。
- 幼少期の記憶に起因するトラウマ
- 自分の中の別の人格で子供の姿をしている
- 自分で癒す必要がある
・・・(=_=)?
順番に解説していきます。
インナーチャイルドとは幼少期の記憶に起因する「トラウマ」
「インナーチャイルド」と「トラウマ」はスピリチュアルや心理学などでよく使われます。
どちらも「過去の嫌な記憶」「心が傷ついた経験」のことを指しますが、トラウマに比べてインナーチャイルドは本人が自覚しにくいことと、幼少期の体験に限定されることが特徴です。
ちなみにただ単に「嫌な経験」をしただけではインナーチャイルドにはならず、
その経験によって「自分で消化できない感情」が発生したときにインナーチャイルドになります。
ですので、全く同じ経験をしてもインナーチャイルドになる人とならない人がいます。
人はこの世界に来るときには純粋な(=あまり人間的なクセのない)魂として生まれますが、生きていく中で様々な(嫌なw)経験をして魂が濁っていきます(笑)
成長するにつれて良くも悪くも「個」になります。
それ自体は人としての転生の経験として悪いことではないと思います。
ただ、その時にあまりにもショッキングな経験をすると、それが傷となったままずっと残る。
ということになります。
これをトラウマといったりインナーチャイルドといったりします。
特に子供時代というのは心がオープンなので、ちょっとしたことでも心が傷つきやすく、大人から見たら何てことないことであってもショックを受けたりします。
そのような過程でできるのがインナーチャイルドです。
インナーチャイルドは傷ついた子供の姿をしている
インナーチャイルドとは「傷ついたまま存在している子供の自分」のことですが、この子供は大人になっても自分の中に居続けます。
どういうことかと言うと、その「傷ついた時点」でインナーチャイルドという「一つの人格」が出来上がり、その人格はそこ(傷ついた瞬間)で時が止まったまま、自分の中にもう一つの人格として居続けます。
実際にインナーチャイルドを癒すワークがあったり、インナーチャイルドを霊視できたりする人がいたりしますが、そのような場面でインナーチャイルドを視覚的に見ると、「子供の姿」をしてます。
普段はひっそりと影を潜めていますが、ある瞬間にふと顔を出したりします。
インナーチャイルドの影響を受けている人は、人間関係の中で嫌なことを言って相手を傷つけたり、気持ちとは裏腹な行動をとってしまったり、必要以上に他人をコントロールしようとしたり、逆に他人に依存したり、といった症状が現れます。
ちなみにこのインナーチャイルドをこじらせて適切な社会生活を送れなくなったような人を「アダルトチルドレン」というそうです。
「アダルトチルドレン」は精神診療でも使われる診療用語です。
インナーチャイルドの癒し方
インナーチャイルドを抱きしめるとは
前述のとおり、インナーチャイルドは子供の姿をしています。
大抵は「幼少期の頃の自分」の姿です。
見つけ方は瞑想などで(自分の心がフラットでいられるときに)探してもいいかもしれませんし、霊視などができる人に見てもらうのももらうのもいいかもしれません。
ハイヤーセルフとコンタクトが取れる人はハイヤーセルフにお願いしてもいいですね^^
それをうまく見つけ出すことができたら、そのあと「なぜ傷ついたのか」を考えます。
インナーチャイルドの姿からだいたいの年齢を割り出すことができますので、そのあたりの経験を思い返して原因を探ります。
で、その原因がわかったら、今の自分の視点でその原因を再解釈します。
すると、いまの(大人の)自分の視点でみると案外たいしたことがなかったことなどだったりします。
それを「大人の視点で」「子供にわかる言葉で」そのインナーチャイルドに伝えてあげます。
そこでインナーチャイルドが納得してくれれば、その件に関しての癒しは終了です。
まだ納得できないようであれば、寄り添って話を聞いてあげます。
インナーチャイルドが何を必要としているのかを全身を耳にして感じ取ってください。
言葉ではなく「ぬくもり」を必要としていることも多いため、その場合は抱きしめてあげてください。
抱きしめながら話を聞いてあげるのもいいですね^^
また、過去の記憶をたどっても、原因がわからないことも多いため、そのような場合にも「抱きしめる」という行為は効果があります。
インナーチャイルドは「子供の状態」で時が止まっているため、理解できる言葉の数も限られていて、認識力も大人に比べるとかなり低かったりします。
その場合も「とりあえず抱きしめてみる」が最適解だったりします^^
一度の接触でインナーチャイルドが癒されなかった場合は数回に分けて癒してあげるのもいいですね。
インナーチャイルドが癒されると、かなり生きていくのが楽になります^^
またびっくりするくらい人間関係もスムーズにいくようになると思います。
理由はインナーチャイルドの性質が「自己否定」だからです。
自分で自分を否定していると(=インナーチャイルドを抱えていると)、周りの人たちも自分を否定しているように感じます。
そうなると周りは敵だらけですね^^;
とてもやりにくい世界です(笑)
しかし、逆であった場合、この世界の見え方が全く変わると思いませんか?
どのような方法で行うにしても、
「自分で自分のインナーチャイルドを自覚すること」
が一番効果があると思います。
セラピーを受けるにしても、最終的には本人に「自分のインナーチャイルドを癒す意志」がなければ本質的な癒しは行われないからです。
自分の痛みに向き合うことは勇気がいることですけどね^^;
関連記事→浄化とは
インナーチャイルドのまとめ
上記の通り、インナーチャイルドの癒しは自分にしかできない行為であると同時に、自分で自分に寄り添ってあげられる貴重な機会でもあります。
またインナーチャイルドはたいていの場合、一人ではなく数人います。
つまり、何度でも癒してあげることができます。
そのようにして自分と向き合う機会を作ることは人生においてとても意義のある行為だと思います。
また、これから育っていく子供たちにもなるべくインナーチャイルドを抱えてほしくないですよね。
インナーチャイルド生成の原因は親や周りの保護者に由来することが多いです。
暴力などはもちろん、不用意な言葉や態度にも、バリアの薄いデリケートな子供の心は大人が思っている以上に傷つきやすいです。
もちろん自分の子供だけではなく、すべての子供たちに不要な心の傷は負わせるべきではないと思います。
(まぁもちろん本人の感受性の問題もあるので限界はありますが ^^;)
そのためには私たち親世代の一人一人のインナーチャイルドの癒しが必要だと感じます。
癒しというのはキレイゴトではなく、自分が周りの人たちに貢献できる最上の手段であると私は思います^^
というわけで?最後にアメリカの教育学者のドロシー・ロー・ノルトさんの有名な「子ども」という詩をご紹介して終わります(^▽^) ↓
「子ども」 ドロシー・ロー・ノルト 批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる 殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる 笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる 皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる 寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる 賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる 友情を知る子どもは、親切をおぼえる 安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる 可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じることをおぼえる